外来診療表
令和6年12月末まで。令和7年1月以降は下部参照。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
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午前 | 新患 | 及川・西川 | 吉田 | 田上 | 西川 | 及川 | 交代制 |
再診 (完全予約) |
吉田 | 及川 | 西川 | 及川 | 吉田 | - | |
- | 田上 | - | 田上 | 西川 | - | ||
- | - | - | 天満(不整脈外来 第3木曜) | - | - | ||
午後 | 完全予約 | 第2週:及川 第3週:西川 (ペースメーカー) |
検査/治療 | 検査/治療 | 検査/治療 | 検査/治療 | 休診 |
■第2・第4土曜日休診 ※月~木曜日午後は救急以外予約患者のみの診察となります
☆ペースメーカー外来⇒ 第2・3月曜日午後(月2回 )
☆不整脈出張外来⇒ 金曜日午前(月1回不定期)
【不整脈専門外来について】
不整脈の専門外来診療と治療を、専門医を招聘して行っています。
●月1回(第3木曜日)北海道大学循環病態内科学教室 助教 天満 太郎 先生
※専門治療の日は紹介状が必要となります。
(尚、当日ご紹介状がなく来院した場合は、待ち時間があるか、状況によっては次回の診察日になりますので、
ご了承下さい)
上記以外の日も循環器内科で不整脈診療を行っておりますので、まずはご相談下さい。
【二次健診(精密検査)について】
各健康診断にて精密検査を受けるよう指示された方は、月~金曜日の診療時間に受診をお願いします。
(土曜日は対応しておりません)
医師は下記の通り不在になりますので御了承下さい。
▼不在の予定はございません。
令和7年1月以降。令和6年12月末までは上部参照。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 新患 | 及川・西川 | 吉田 | 田上 | 西川 | 及川 |
再診 (完全予約) |
吉田 | 及川 | 西川 | 及川 | 吉田 | |
- | 田上 | - | 田上 | 西川 | ||
- | - | - | 天満(不整脈外来 第3木曜) | - | ||
午後 | 完全予約 | 第2週:及川 第3週:西川 (ペースメーカー) |
検査/治療 | 検査/治療 | 検査/治療 | 検査/治療 |
全科共通 受付時間(診療科によっては休診の場合もございます。上記「外来診療表」にてご確認下さい)
午前8:30~11:00
午後13:00~15:00
小児科は15:30まで
第2・第4土曜日は全科休診/自動再来機は8:00より稼働
休診情報
担当医師紹介
吉田 一郎 |
専門分野 | 循環器内科 (虚血性心疾患・下肢動脈硬化症等) |
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資格等 | 日本内科学会認定総合内科専門医・指導医 日本循環器学会認定循環器専門医 日本心血管インターベンション治療学会専門医 日本心臓リハビリテーション学会評議員 |
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及川 達也 – 主任部長 – |
専門分野 | 循環器内科一般 |
資格等 | 日本内科学会認定内科医・指導医 | |
西川 幹人 – 主任部長 – |
専門分野 | 循環器内科一般 |
資格等 | 日本内科学会認定内科医・指導医 日本循環器学会認定循環器専門医 日本心血管インターベンション治療学会認定医 |
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田上 銀平 – 医師 – |
専門分野 | 循環器内科一般 |
資格等 |
循環器内科について
循環器内科は高血圧、心臓病や下肢の血管病を専門とする科です。
メタボによる動脈硬化が原因のことが多く、下記のような病気を扱っています。
- 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞、カテーテル治療)
- 心筋症、心不全
- 不整脈(ペースメーカー治療、カテーテルアブレーション)
- 難治性の高血圧、心臓肥大
- 末梢動脈疾患(下肢閉塞性動脈硬化症、カテーテル治療)
- 心臓弁膜症
- 上記の疾患に合併するような脂質異常症、糖尿病
- 大動脈疾患(大動脈解離、大動脈瘤)
など
以下のような症状がある方は循環器内科外来の受診を勧めます。
【胸や背中の苦しさ】
胸や背中のしめつけられるような痛み、やけつくような感じ。のど、肩、胃のあたりの痛みの場合もあります。狭心症や心筋梗塞の可能性があり早期に治療が必要なことがあります。
【呼吸の苦しさ】
深呼吸が出来ない、咳が出る、寝ると苦しく座っていた方が楽で、体を動かすと症状が強くなる。心不全の可能性があり、その原因検査や治療が必要です。
【間歇性跛行・下肢の冷たさ、しびれ、痛み】
歩いているうちに太ももやふくらはぎが痛くなり、休んでいると楽になりまた歩ける(間歇性跛行)。足が冷たくしびれている。足の傷が治りにくい。
足の血管の動脈硬化による血流低下(末梢動脈疾患)が疑われます。狭心症の合併が多いため心臓の検査も必要です。
【むくみ】
心臓・腎臓・肝臓・あしの静脈・リンパ管の異常などいろいろな原因で起きますが、心臓が原因である心不全はその中でも重い病気であり適切な治療が必要です。
【おなかの拍動性腫瘤】
膝を曲げて仰向けに寝たときにおヘソの当たりでこぶし大の拍動するしこりを触れたら腹部大動脈瘤が考えられます。CT検査で診断はすぐできます。
【動悸、めまい、失神】
前兆のない突然の動悸やめまい、失神などは不整脈によるものが考えられます。ペースメーカーが必要になったり、特別な治療(カテーテルアブレーション)を行った方が良い人もいます。
循環器内科の紹介
からだは心臓が送り出す血液の「循環」で生きています。血液の循環を専門とする内科が循環器内科です。高血圧や心臓病(狭心症・心筋梗塞、不整脈、心不全など)が代表的な病気です。適切な診断を行い、お薬の種類や量をうまく調節することで症状を軽くすることが可能ですし、体に負担の少ないカテーテルといった細い管を使った治療で病気を治すこともできます。
近年、高血圧や糖尿病、コレステロールの異常といったメタボによる動脈硬化が増えています。動脈硬化を起こしやすい部位は脳・心臓・下肢であり脳以外の病気は循環器内科で診断・治療を行います。
<虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)について>
心臓を栄養する冠動脈の動脈硬化が進んで血管が細くなってくると、軽い運動でも胸が苦しくなる狭心症を生じたり、血管がつまると心筋梗塞を起こして突然死の原因になります。正確な診断には冠動脈CT検査や、注射薬や運動で心臓に負担をかけて血液循環の悪化がないかを調べる検査を用います。手首の血管から細い管(カテーテル)を体の中に入れて、細い血管を水で膨らむ風船(バルーン)や金属の支え(冠動脈ステント)で拡げるカテーテル治療を当院で行っています。
<脚の動脈硬化(末梢動脈疾患PAD)について>
動脈硬化が進んで脚の血流障害が起きてくると、少し歩くと足が痛み、休むと良くなる間欠性跛行(ときどきびっこをひく状態)が現れます。整形外科の病気でも同じような症状が出る場合がありますが、簡単な検査で脚の血管の詰まり具合はわかります。治療は生活習慣の改善や内服で動脈硬化が悪化しないようにするのが基本ですが、リハビリも有効です。症状が強い場合は心臓の場合と同じくカテーテルを使って詰まった血管を拡げる治療を行います。
脚の動脈硬化がみられる半数の人には虚血性心疾患(狭心症)が合併しているため、脚だけではなく心臓の血管も調べることが、寿命をのばすためには重要です。
<不整脈について>
心臓のリズムが乱れるのが不整脈です。脈が遅くなって元気が出なくなったり意識を失うことがあります。限度を超えて脈が遅くなっているときにはペースメーカという器械を植え込んでリズムを元に戻します。
発作的に脈が早くなりすぎて胸苦しくなる心房細動という不整脈が増えており心臓の中に血のかたまり(血栓)を生じて脳卒中の原因となるため血液を固まりにくくするお薬(抗凝固薬)を使うことが大切です。
また不整脈の中にはカテーテルで治せるものがあり、当院では北海道医療センターから出張している佐藤実先生が担当しています。
<心不全について>
高血圧が長く続いたり、心筋梗塞や心臓弁膜症あるいは不整脈等で心臓に負担がかかりすぎると心臓の働きが低下する心不全という状態になります。心不全になると寿命が短くなるため、原因を調べて適切な治療を行うことが大切です。お薬の調整はもちろん大事ですが、寿命を延ばすためにはリハビリテーションが大変有効なことが知られています。当院では心臓専門のリハビリテーション体制を整え入院・外来ともに対応しています。
<大動脈疾患について>
動脈硬化が進むと体の中で一番太い大動脈がふくらむことでこぶ(瘤)ができることがあります。胸の血管がふくらむのが胸部大動脈瘤、おなかの血管がふくらむのを腹部大動脈瘤と呼びますが、瘤があまり大きくなると血管が破裂して命に関わるため治療が必要です。
また突然の胸や背中の痛みが大動脈が裂けることで生じる大動脈解離という病気は緊急手術が必要になることがあり、適切な診断が大切です。
新しい治療法 ~ステントを入れない冠動脈形成術~
狭心症や心筋梗塞で心臓の血管が細くなったりつまったときには血管を拡げる治療(=冠動脈形成術)を行います(図1)。
このとき大きな解離ができることがあり、その対策として冠動脈ステントを血管内に入れることがよく行われています。ステントは金属でできており、そのような異物を体内に入れるためには抗血小板薬の内服(DAPT)が必要となり、副作用が問題になることがあります。また血管径3mm未満の小血管や、血管が分岐している部分に対しては冠動脈ステントの有効性が限られるため、ステントを入れない治療法(Stent-Less PCI)が期待されています。
当院では2016年からステントを入れずに血管の拡張を得るために、特殊な風船(Scoring Balloon)で血管を拡張した後に、血管の太さを維持するための薬剤を塗布している風船(Dlug-Coated Balloon: DCB)を用いる方法を行っています。この治療の際には冠動脈ステントを使用する場合とは異なる注意点があり(図2)、2018/10/19に道内三施設(小樽協会病院、北海道中央労災病院、北見赤十字病院)から循環器科医師が集まり、当院での治療実績の説明や、患者さんでの治療を通しての講習会(DCB workshop)を開催しました(写真)。ご協力いただいた患者さんには大変感謝しております。当院では今後もStent-Less PCIの可能性を追求し、患者さんによりよい治療を行っていきます。
循環器内科 主要手術 (2023年4月~2024年3月)
循環器 | |
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手術名 | 合計 |
ペースメーカー移植術 | 22件 |
ペースメーカー交換術 | 6件 |
経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) | 1件 |
経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 5件 |
経皮的冠動脈形成術(ステント留置術等を含む) | 63件 |
四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 12件 |
合計109件 |