眼科

外来診療表

令和6年12月末まで。令和7年1月以降は下部参照。

 
午前 田 邉 片 岡 田 邉 片 岡 片 岡 出張医
茶 木 髙 橋 茶 木 髙 橋 髙 橋
午後 検査/髙橋・茶木 検査/片岡 検査/交代制 出張医/茶木 髙橋・茶木 休 診

※第2・4土曜日と日曜日、祝祭日は休診となります。

 

当院では一般コンタクトレンズの処方は行いませんのでご了承願います。

◎新患・再診を問わず、外来受診を完全予約制とさせていただいております。
予約は診療日(月~金)の14:00~15:30に、お電話にてお受けしております。
ご了承下さい。

◎北大出張医 齋藤医師の診察日について
毎月第3土曜日に診察予約を入れておりますが、都合により来院出来ない場合がございます。
その際には診察医師変更のお知らせや、予約日時変更のお願いのためにお電話をさせていただく場合がございます。
携帯番号などを病院に伝えていない場合はスタッフへ声をおかけください。

 

□医師は下記の通り不在になりますので御了承下さい。
▼令和7年1月6日(月)~8日(水)田邉医師、不在となります。

令和7年1月以降。令和6年12月末までは上部参照。

 
午前 田 邉 片 岡 田 邉 片 岡 片 岡
茶 木 髙 橋 茶 木 髙 橋 髙 橋
午後 検査/髙橋・茶木 検査/片岡 検査/交代制 出張医/茶木 髙橋・茶木

全科共通 受付時間(診療科によっては休診の場合もございます。上記「外来診療表」にてご確認下さい)

午前8:30~11:00

午後13:00~15:00

小児科は15:30まで

第2・第4土曜日は全科休診/自動再来機は8:00より稼働

休診情報

担当医師紹介

田邉 章浩
– 医師-
専門分野 眼科一般、白内障
資格等 日本眼科学会認定眼科専門医
片岡 慶次
– 医長 –
専門分野 眼科一般
資格等 日本眼科学会認定眼科専門医
髙橋 真生
– 医師 –
専門分野 眼科一般
資格等
茶木  駿
‐ 医師 –
専門分野 眼科一般
資格等

眼科について

人間が外界から受け取るさまざまな感覚情報のうち、視覚器官による情報は80%以上を占めるといわれています。視力が下がれば眼鏡屋に行きメガネをかければよいと思っている方がほとんどだと思いますが、眼科に通院している方のほとんどはメガネをかけてもよく見えないという方です。

当院眼科では下記の一般的な眼科疾患のほか、全身の合併症(糖尿病、高血圧、高脂血症、膠原病)に伴う視覚障害に対し早期発見・早期治療に力を入れております。

* 三和科学研究所 眼と健康シリーズより

診療内容

白内障

白内障手術前
白内障手術後

ピントの調節をする水晶体の混濁が原因でおこる病気です。年の病気と考えがちですが「かすむ」という同じ症状でも、白内障だけでなく緑内障があったり眼底出血によりかすんでいたりすることがあります。にごりの程度や位置によって訴える症状は異なりますが病気は少しずつ進行し徐々に見えづらくなってゆきます。加齢によるほか、ぶどう膜炎、糖尿病、アトピー性皮膚炎、外傷、ステロイドや先天的なものが原因となっている場合があります。自己判断せず眼科受診をおすすめします。

手術は点眼などの局所麻酔で痛むこともなく15-20分ほどで行うことができます。当院では平成26年4月より、一度の入院で片目の手術(3泊4日)のみを行っており、両眼の手術は行っておりません。


後発白内障

後発白内障手術前
後発白内障手術後

白内障を手術後しばらくはよく見えていたけれども最近少しずつ見えづらくなってきたことはありませんか。眼内レンズを包んでいる水晶体嚢が混濁している場合があります。外来で5分ほどYAGレーザーという特殊なレーザーをあて、濁った水晶体嚢を吹き飛ばす治療(後発白内障手術)が有効です。痛みは全くございません。


翼状片

白目の表面を覆っている結膜が、黒目に三角形状に入り込んでくる病気です。自覚症状としては「目がしら」の充血や異物感などがあります。原因ははっきりとわかっておりませんが、高齢者に多く病気の発生には紫外線が関係しているといわれています。翼状片自体は悪性の組織ではなく、症状がなければ放置しても問題はないのですが、充血や異物感が強くなってくれば点眼などの治療を行います。根本治療には手術が必要です。

また、翼状片が瞳の近くまで伸びてくると乱視が発生して見えにくくなるため、この場合も手術が必要となります。適切な時期に治療をしなければ手術後も視力障害を残す場合があります。


糖尿病網膜症

レーザー治療前
治療後

眼の奥の方には網膜という組織があり、瞳から入った光の明暗や色を感知する役割を持っていて物を見るために大変重要な組織です。糖尿病網膜症とはこの網膜に走る血管が血糖値の高い状態で多くの負担がかかり血液の流れが悪くなったために機能が低下した状態をいいます。網膜症には単純糖尿病網膜症と呼ばれる軽症なもの、網膜の一部に血液が流れていない虚血部分(白い白斑)が生じてきた増殖前網膜症、新生血管や増殖膜が出現する増殖網膜症(重症)と呼ばれる段階があります。糖尿病そのものも自覚症状が少ない病気で、網膜症もまた自覚症状に乏しくかなり進行しなければ視力の低下を訴えることはありません。

「自分のことは自分が一番よく知っている」「忙しくて通院していられない」「検査しないと見つからない段階ならまだ大丈夫だ」と言っている人は、合併症が間違いなく発症・進行するといえます。糖尿病と診断されたら適切な治療を続けてゆくようにしましょう。眼底写真などを用いて網膜症の状況を分かりやすく説明するようにしています。


網膜静脈閉塞症

レーザー治療前
治療後

網膜の静脈が閉塞する病気です。糖尿病・高血圧・高脂血症などで動脈硬化が進行し静脈が動脈に圧迫されることが原因となる場合が多いです。また血管に炎症がおこるような病気にかかったり、血液の粘性が増す病気がある場合にも発症しやすくなります。「急に視野が欠けて見える」「急に灰色がかって見える」という症状がでた場合には注意が必要です。

また症状が落ち着き慢性期に入ると治療の目的は合併症(硝子体出血や血管新生緑内障、網膜剥離)の予防に移ります。当院では網膜循環改善薬内服、抗凝固薬内服、ステロイド注射、レーザー治療などを行っております。


加齢黄斑変性症

網膜の中心である黄斑と呼ばれる部分に異常な老化現象が起こり視力が低下してくる病気です。黄斑部はほかの網膜に比べて視機能が優れており、字を読んだり、ものや人の顔を見分ける日常の行動がしづらくなります。加齢黄斑変性症の症状は視野の中央がよく見えない、ゆがむ、暗く見えるなどで片眼に起きて程度も軽い場合、年のせいにして見過ごしていることも少なくありません。

加齢黄斑変性症には2つの種類のタイプがあります。ひとつは脈絡膜と呼ばれる血管が豊富に存在する部分から新生血管と呼ばれる異常な血管が生えてきて、出血したり、血液中の成分が漏れ出して黄斑がはれる「滲出型」と呼ばれるタイプ。もう一つは加齢により網膜の細胞が変性しドルーゼンと呼ばれる老廃物が蓄積した結果、網膜の細胞が徐々に萎縮して行く「萎縮型」と呼ばれるタイプです。数年前まで有効な治療法がなかった疾患ですが、最近「滲出型」の黄斑変性症に対して抗VEGF(血管内皮増殖因子)抗体の硝子体注射が有効であることがわかってきました。

また喫煙が加齢黄斑変性症の危険因子であることが分かっています。できるだけ早い時期に禁煙をするよう努力してください。喫煙は「百害あって一利なし」です。

 リンク


結膜弛緩症

治療前
治療後

発症のはっきりした原因は不明ですが、年齢とともに増える皮膚のしわと同じようなものと考えることができます。最近なんとなく眼に何か挟まっている感じがする、ゴロゴロする、しょぼしょぼするなど不快感はありませんか。写真にみられるような結膜弛緩症になっているかもしれません。点眼治療で効果がない場合には手術治療を行います。結膜を切除し縫合する方法もございますが、当院では結膜を焼却することによって余剰結膜を短縮させる方法を行っています(入院治療)。


ドライアイ(涙点プラグ)

涙点プラグ挿入眼
拡大図

涙の分泌が少ない患者さん(ドライアイ)の治療として涙点をシリコーンのプラグでふさぐ治療法があります。眼には涙の排出を行っている涙道と呼ばれる涙の通り道があります。まぶたを下の方に引っ張ると目頭に黒い点の様なものが見えると思います。それが涙点です。外れた場合は再度挿入する必要があります。プラグの他にコラーゲン物質を涙道に注入し涙道を閉塞させる方法も行っております(日帰り)。


鼻涙管閉鎖症(なみだ目)

もともと眼と鼻の奥は鼻涙管という空洞で結ばれています。 この鼻涙管が加齢などのために癒着し閉鎖してしまうと「なみだ目」になり鼻涙管閉鎖症とよばれます。点眼治療で軽快しない場合は特殊なシリコーンチューブを鼻涙管にしばらくの間留置し治療を行います。外来での日帰り局所麻酔30分程度の手術となります。

*三和化学「目の健康」(資料)


帯状角膜変性症

手術前
手術後

帯状角膜変性症は角膜上皮の下の層にリン酸カルシウムが沈着する病気です。原因はよくわかっておりませんが、慢性のぶどう膜炎が長期間に続いた場合、血中のカルシウムの濃度が高い方(腎不全や副甲状腺機能亢進)に起こりやすいと言われています。当院で1%塩酸を使用し治療を行っています。3泊程度の入院が必要となります。


眼瞼けいれん

「まぶたがけいれんする」という症状のほか「まぶしくてものが見えづらい」「目が乾く感じがする」「他院でドライアイといわれている」という方、眼瞼けいれんが隠れているかもしれません。ボトックス治療についてご相談ください。

眼瞼けいれんは50-60歳に多くみられる病気で、男性(3割)に比べ女性(7割)でその発症頻度は高いといわれています。

眼瞼けいれんの訴えの多くは「まぶたがピクピクする」というものではなく、「まぶしい」「目がつらい」「目が乾く」といった訴えです。自分に当てはまる項目が多いようであればご相談ください。

* グラクソ・スミスクライン(株)資料

眼科 主要手術 (2019年4月~2024年3月)

手術名 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
白内障手術(水晶体再建術) 681件 540件 379件 259件 497件
網膜光凝固術(初回治療のみ) 55件 63件 73件 39件 53件
後発白内障手術 39件 37件 75件 34件 71件
緑内障手術 91件 64件 79件 59件 106件
硝子体手術・網膜復位術 33件 7件 20件 49件 53件
翼状片手術(弁の移植を要する) 10件 2件 5件 5件 2件
涙管チューブ挿入術 4件 0件 4件 0件 0件
神経ブロック(眼瞼痙攣の治療) 11件 13件 16件 18件 17件
硝子体内注射 575件 741件 749件 656件 666件
テノン氏嚢内注射 178件 139件 177件 93件 101件
合計 1,677件 1,606件 1,577件 1,212件 1,566件

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