栄養サポートチーム(NST)

NST(栄養サポートチーム)とは

入院生活では検査・点滴・手術など、楽しいことはあまり思い浮かびません。そんな中で唯一の楽しみは食事だけと言ってもいいのかもしれません。食べることによって喜びを得られるとともに、病気の回復につながればこれほど良いことはありません。栄養療法といえば糖尿病の食餌療法を思い浮かべる方も多いと思いますが、肺炎、ケガ、床ずれ、術後でも栄養療法が大切とされています。腸が食べ物の消化吸収だけではなく、免疫力のアップにも働いているということは最近注目されています。実は栄養強化が退院への近道なのです。

当院では2014年よりNST(栄養サポートチーム)を発足させ、患者さんの栄養状態の改善、ひいては病気からの回復に力を入れています。チームというと大げさですが、栄養士が病状に応じた献立を考え、リハビリスタッフが飲み込むことの苦手な患者さんの訓練を行い、看護師が食べる量の少ない患者さんをリストアップし、検査技師が血液検査で栄養状態の思わしくない患者さんをチェックし、薬剤師が適切な点滴を調合し、医師が点滴だけでなく、補助栄養食品を処方し・・・、と様々な分野のスタッフが集まり、患者さんの栄養状態の改善に努めています。入院された際には栄養士や我々NSTチームがお邪魔することがあるかもしれません。栄養状態を考えながらもおいしく食べられるよう、できるだけ要望にお応えしたいと思いますので、遠慮なくご相談ください。

NST チームリーダー 外科 橋本卓

帯広協会病院栄養サポートチーム組織図

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