画像診断科について
画像診断科では、一般撮影や胃バリウム検査、CT、MRI、核医学検査、血管造影検査・治療などを行う部門です。
当科では、安全に検査をし、質の高い画像情報の提供を行うことを心掛けております。
検査内容や放射線についての疑問・質問がありましたら、お気軽にお問合わせ下さい。
診療放射線技師の資格認定保有者数
- 検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師 5名
- 胃がん検診専門技師 5名
- 胃がん検診読影補助認定技師 3名
- 胃がん検診読影部門B資格 4名
- 医療情報技師 1名
- X線CT認定技師 4名
- 核医学専門技師 1名
各検査一覧
一般撮影
FUJIFILM FPDを導入し、高画質かつ線量低減に努めて検査を行っています。小児の胸部・腹部撮影においては、できるだけ短時間で良好な撮影ができるようにファンテクサという専用の装置を用いて撮影を行っています。
※一般社団法人日本損害保険協会から自賠責運用益拠出事業により、自動車事故の被害者救済のための救急医療器機整備をしたものです。
CT検査
CANON AquilionONEを導入しています。当院の検査だけではなく、地域病院と連携しており、他院から依頼された単純CT撮影、造影CT撮影や冠動脈CTA・脳血管CTAの撮影も行っています。
MRI検査
HITACHI ECHELON Smart 1.5T、Canon Vantage Titan3Tの2台を導入しています。ECHELON Smart をメインで使用し、Vantage Titan3Tでは専用のコイルを使用し膝・肩を中心に稼働させています。
乳房撮影検査
FUJIFILM DR AMULET Innovalityを導入しています。当院のマンモグラフィ検査は、認定保有している女性技師のみで撮影を行っています。また、マンモグラフィ検診施設画像認定を取得しており、精度の高いマンモグラフィ撮影を行うための画質管理や装置の日常点検も行っております。
X線TV検査
CANON Astorex i9、TOSHIBA製ZEXIRA FPD1717の2台を導入しています。両装置ともFPDを搭載しており、広い視野でより鮮明な画像を得ることができます。
核医学検査
SIEMENS symbiaを導入しています。主に骨シンチグラフィ、心筋血流シンチグラフィ、脳血流シンチグラフィを行っております。骨シンチグラフィでは全身撮影の他に体幹部だけを回転させて撮影するWhole Body SPECT、心筋血流シンチでは心電図同期撮影を行い3D処理による心機能評価を行っています。
血管造影検査
Canon Alphenix skyを導入しています。主に、循環器科の心筋梗塞や狭心症などの検査・治療を行っていますが、外科・消化器科のIVR検査・治療にも使用しています。
骨密度検査
GEX線骨密度装置 Lunar iDXA型PRODIGYを導入しています。骨粗しょう症ガイドラインで推奨されている腰椎・大腿骨における骨密度評価をおこなうことができます。また、ボディコンポジション機能により全身の脂肪量・筋肉量の評価も可能となり、サルコペニア評価にも活用されています。
自賠責運用益拠出事業装置
回診用X線撮影装置
2023年8月14日より回診用X線撮影装置(富士フィルムメディカル社 CALNEO AQRO)に更新されました。
大幅なサイズダウンにより軽量化(総重量約90kg)され、移動時に前方・下方の視界が確保しやすく、狭い救急処置室及び病棟内やベッドサイド及び手術室においてスムーズな移動・撮影が可能になりました。
撮影時には装置全体をスライド、回転させるだけで完了出来るので、非常に使い易い移動型デジタルX線撮影装置となっております。
※一般社団法人日本損害保険協会から自賠責運用益拠出事業により、自動車事故の被害者救済のための救急医療器機整備をしたものです。
最新移動型透視装置
手術室用外科用イメージ装置が2021年6月1日より一体型モバイルCアーム装置(GEヘルスケア社 OEC One CFD)に更新されました。透視画像用のモニタがCアームと一体になっているため、従来型のモニタ台車が不要となり、省スペースで設置ができますので、狭い手術室での運用がしやすくなりました。
当院では初めてフラットディテクタ型(CMOS)の移動型透視装置を導入しましたので(従来はイメージインテンシファイア型:電子管型)、手術場においても解像度の高い画像を低線量で表示できるようになりました。また、ワイヤレスのフットスイッチになり、余計なケーブルが減りオペ周りの安全性を高めています。
※一般社団法人日本損害保険協会から自賠責運用益拠出事業により、自動車事故の被害者救済のための救急医療器機整備をしたものです。
X線撮影装置
2022年12月19日より第1X線撮影室のアップグレードを行いました。特殊機能撮影(断層撮影・エネルギーサブトラクション)を追加し、肺や骨の断層撮影が出来るようになり、エネルギーサブトラクションに於いては、胸部X線撮影で肋骨のサブトラクション(減算処理)が可能となるので、肋骨陰影が無くなり、肺腫瘍・肺炎・肺損傷などが非常に判りやすくなります。また、全脊椎撮影・全下肢撮影の撮影時間が短くなりました。
※一般社団法人日本損害保険協会から自賠責運用益拠出事業により、自動車事故の被害者救済のための救急医療器機整備をしたものです。